北支一九式小銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:30 UTC 版)
三八式騎銃から派生した最末期の製品である。生産数は不明ながら、アメリカに比較的状態の良いものが残されている。民間製造品とも呼べるもので、デザイン・構造に一部相違点がある。生産も日本本土ではなく日本軍占領下の中国・北平(北京)で行われた。 北支一九式の三八式騎銃との相違点は下記の通りである。 レシーバーの型式番号表記が縦書きから横書きに変更されている。また、横書きの方向も当時の日本で一般的であった右横書きではなく、左横書きであった。 菊紋は桜紋に変更されている。 レシーバーのガス抜き穴が1つである。 後述のコピー製造品と異なり、日本軍勢力圏にて日本人資本による製造であった為か、大戦末期に山西省の第1軍麾下の独立混成第3旅団に配備された証言が残っている。
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