北急行・南急行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 06:58 UTC 版)
詳細は「北急行」および「南急行」を参照 北急行 (Nord Express) はパリやオーステンデとサンクトペテルブルクをリエージュ、ケルン、ベルリン、ケーニヒスベルク(現カリーニングラード)経由で結んでいた列車である。また南急行 (Sud Express) はパリからボルドーを経由してマドリッドおよびリスボンに至る列車である。これらは元々は南北急行 (Nord-Sud Express) という一本の列車として計画されていたもので、リスボンでアメリカ大陸への船と連絡することで、東ヨーロッパからアメリカへの行程を従来のル・アーヴル経由と比べ30時間短縮することを目論んでいた。 ロシア帝国との交渉の遅れから、パリを境に2つの独立した列車として運行されることになり、南急行は1887年、北急行は1896年に運行を開始した。なおロシアとスペイン、ポルトガルの鉄道は広軌を採用しているため、国境駅で標準軌客車との乗り換えが必要であった。ロシア革命後は北急行の終点はリガなどに変更された。
※この「北急行・南急行」の解説は、「国際寝台車会社」の解説の一部です。
「北急行・南急行」を含む「国際寝台車会社」の記事については、「国際寝台車会社」の概要を参照ください。
- 北急行南急行のページへのリンク