動詞枠付け言語と衛星枠付け言語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 18:56 UTC 版)
「言語類型論」の記事における「動詞枠付け言語と衛星枠付け言語」の解説
移動を表す動詞表現に関しては、手段や様式による区別を動詞自体で表現することが多いVerb-framed language(動詞枠付け言語)と、動詞に付属する不変化詞(副詞・前置詞)や接辞で区別することが多いSatellite-framed language(衛星枠付け言語)とが存在する。前者には日本語やロマンス語(フランス語やスペイン語)が挙げられる。例えば日本語では「入る」「下る」「通る」などが別の動詞として存在し普通に使われる。後者には英語、ドイツ語、ロシア語など多くの印欧語や、中国語などがある。例えば英語では、"go in"、"go down"、"go through"など共通の動詞を用いる言い方が使われる。ドイツ語でもこれに似て接辞をつけた分離動詞が使われる。
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