労働力の買い叩き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 04:41 UTC 版)
「クラウドソーシング」の記事における「労働力の買い叩き」の解説
クラウドソーシングにはWEB記事の執筆のような「1文字0.1~0.5円程度の安価な案件」が多数掲載されている。中には「1文字0.1円」など、雇用に置き換えた場合、ほぼ確実に最低賃金水準を下回る報酬しか得られない案件も掲載されている。クラウドソーシングの登場で労働力の買い叩きが構造化していったという指摘がある。20万円超を稼げるのは8000人に1人程度という計算もある。 ランサーズとクラウドワークスを当時利用していたフリーランスのWEBライターは2019年の取材に「毎日休むことなく働いても、(クラウドソーシング側への)手数料を支払った後で手元に残るのは、毎月15万円から20万円くらい。執筆本数ですか? 毎月50本くらいです」と述べた。クラウドソーシングが「発注者と受注者は対等でないから、『1文字0.1円』『名ばかり事業主』などが横行する」温床となっているという指摘がある。
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