労働制度のその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:27 UTC 版)
「エンコミエンダ制」の記事における「労働制度のその後」の解説
エンコミエンダ制度は、徐々に王室が管理するレパルティミエント制度とアシエンダに取って代わった。そこで労働者は、アシエンダの所有者に直接雇用された。エンコミエンダと同様に、レパルティミエントでも土地は誰にも帰属せず、先住民労働力の割り当てだけが与えられた。しかし労働力が、スペイン王権に直接割り当てられたという点で異なった。王室は、地方の官吏を通じて、一定の時間(通常は数週間)入植者のために働く彼らを割り当てた。レパルティミエントは「強制労働の弊害を減らす」試みであった。17世紀、先住民の数が減少し、採掘が農業へと代わると、労働力の獲得よりも土地の所有のほうがより有益になったため、アシエンダが発達した。
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