加藤義秀とは? わかりやすく解説

加藤義秀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 02:27 UTC 版)

加藤 義秀(かとう よしひで、1901年明治34年〉1月2日[1] - 2002年平成14年〉10月[2])は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍少将

経歴

北海道雨竜郡一已村(現・深川市一已町)出身[1][3][4]1921年(大正10年)7月、陸軍士官学校第33期卒業[5]1930年(昭和5年)陸軍大学校第42期卒業[6]

フィンランド駐在武官、スウェーデン駐在武官、関東軍参謀、陸軍省兵務局防衛課高級課員を経て、1941年(昭和16年)7月、防衛総司令部参謀に補され、翌8月、陸軍大佐に進む[3]。ついで、1945年(昭和20年)6月1日、第53軍参謀長となり、同月30日、陸軍少将に進んだ[1][3]済州島の守備に当たる中終戦を迎えた[1]1947年(昭和22年)11月28日、公職追放仮指定を受けた[7]

戦後は日本ボウリング協会の設立に関わり、日本最初のボウリング場「東京ボウリングセンター」の初代代表や全日本ボウリング協会の理事を歴任するなど、ボウリングの普及に尽くした[2][4][8]

著作

  • 『現下の世界戦争と国土防衛』丹青書房、1943年。
  • 『我等は斯くして皇土を衛らん』文松堂、1944年。
  • 『幹部教育の実施法に就て』大日本防空協会、1945年。
  • 『ボウリング入門 』ダヴィッド社、1961年
  • 『レジャーシリーズ21=ボウリングの楽しみ方』西東社、1971年
  • 『ボウリング入門 : 図解早わかり』西東社、1972年

脚注

  1. ^ a b c d 福川 2001, 217頁.
  2. ^ a b 「[始まりへの旅]ボウリング場 東京・青山から広がった」読売新聞、2009年1月20日大阪夕刊、4p
  3. ^ a b c 外山 1981, 447頁.
  4. ^ a b 『一已屯田開拓史』一已屯田会、1995年、p191
  5. ^ 外山 1981, 446頁.
  6. ^ 外山 1981, 付録第一27頁.
  7. ^ 総理庁官房監査課編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、「昭和二十二年十一月二十八日 仮指定者」53頁。
  8. ^ 「フラッシュバック的な思い出深き仲間の振り返り」 - すみ光保のボウリングエッセイ

参考文献

  • 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026 
  • 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738 

加藤 義秀(かとう よしひで)

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屍鬼」の記事における「加藤 義秀(かとう よしひで)」の解説

澄江の夫。

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