劇団新派への統合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 03:54 UTC 版)
戦後間もない1945年(昭和20年)10月から劇団新生新派が興行を再開し、これに喜多村や井上も参加した。1949年(昭和24年)1月に一度分裂して乱れるが、花柳がこれを収拾して1951年(昭和26年)12月に単一の劇団に合同した。これが今日に連なる劇団新派(げきだん しんぱ)である。 60年を超えた今日も、二代目水谷八重子、波乃久里子、紅貴代らが、新派を支えている。また歌舞伎界との交流も盛んで、当代では五代目坂東玉三郎、十五代目片岡仁左衛門、十八代目中村勘三郎らが時折新派の舞台に出演している。他の劇団出身者とも交流し、著名な俳優たちが客演参加している。 2016年1月の初春新派公演から市川月乃助が入団し同年9月に「二代目喜多村緑郎」を襲名、また2017年1月の初春新派公演より二代目市川春猿が「河合雪之丞」に改名し入団するなど、新風を吹き込んでいる。
※この「劇団新派への統合」の解説は、「新派」の解説の一部です。
「劇団新派への統合」を含む「新派」の記事については、「新派」の概要を参照ください。
- 劇団新派への統合のページへのリンク