創業者の急逝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 10:15 UTC 版)
「AKAI professional」の記事における「創業者の急逝」の解説
1972年に社長の赤井三郎が56歳で急逝(スキー好きであり、競技経験者を優先採用したり、社員をほぼ強制的にスキー旅行に連れて行く人物であった。また亡くなった場所もスキー場であった)。相続の際、総額100億円の遺産のために70億円の相続税が必要になり、赤井家が所有していた2500万株から1700万株を売却、この内900万株が三菱グループの手に渡った。赤井三郎が1代で町工場から上場するまでに育て上げた会社は、皮肉にも遺産相続税のために創業家の手を離れることになった。これにより、急成長していた企業の求心力は落ち始め、また当時オーディオ業界では、CDに代表されるデジタル化が進み、テープ・デッキを得意としていた赤井電機は、デジタル製品への転向が遅れ、経営不振に陥った。その後、経営の立て直しを図るべく異業種への参入を模索していく。
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