剣山国定公園
[祖谷渓]
四国山地東部の剣山(1,955m)を中心とする山岳と、大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)などの渓谷を持つ公園である。
剣山は石鎚(いしづち)に次ぎ西日本第2の高峰だが、山頂付近はなだらかな準平原状の地形を示す。古来信仰の山であり、山頂に剣山神社を祀る。自然林がよく残り、特に上部のシコクシラベの純林が貴重である。
公園西部の大歩危・小歩危は、吉野川が石鎚山脈を横切るところにある峡谷で、奇岩が立ち並ぶ断崖に挟まれた8kmの区間に急流や淵が続く。
また、支流の祖谷(いや)渓はスケールの大きな峡谷である。祖谷村は平家の落人伝説があり、大正初期に車道が開通するまでは、外部から隔絶された秘境であった。今、善徳に一つだけ残る蔓(かずら)橋が、往時をしのばせる。
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