前身諸校と設立の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 01:31 UTC 版)
「山口高等商業学校」の記事における「前身諸校と設立の経緯」の解説
「山口高等学校 (旧制)」も参照 山口高等商業学校は、他の官立高商と異なり、旧制高等学校である旧・旧制山口高等学校を前身としている点に特徴がある。前身校たる「旧旧山高」は、1815年(文化12年)に上田鳳陽により開設された私塾「山口講堂」を淵源とし、1866年に尋常・高等の2つの中等科を設置する官立の山口高等中学校として発足、1894年9月、山口高等學校と改称したものである。この際、従前の本科を基礎に専門学部を置かず大学予科のみを設置、尋常科は山口縣立山口中學校として分離された。 山口高商は、1905年2月25日の勅令第40号「山口高等學校ヲ山口高等商業學校ト改稱スルノ件」にもとづき、同年5月、旧旧山高を高等商業学校に改組・転換する形で全国3番目(後出)の官立高等商業学校として発足し、修業年限3年の本科を設置した。旧旧山高の廃止(1906年)後も高商に在籍していた山高生は校内に併設された大学予科に収容されたが、これら予科生の卒業を待って1907年7月大学予科も廃止となり高商への移行が完了、1907年5月には開校式を挙行した。
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