刺繍
刺繍<ししゅう>
区分
重要無形文化財
保持者
福田喜重<ふくだ きじゅう> (京都府)
資料一覧
解説
刺繍は,染織品に針で色糸を繍い取りして文様を表現する技法である。我が国では染織品の主要な装飾技法として繍仏<しゅうぶつ>の制作や衣服の装飾に用いられ,高度に発達した。技法の特色は,絵画的な文様を立体的かつ自由に表現できることにあり,その用法は,刺繍のみで文様を表現する素繍<すぬい>と,友禅などのあしらいとして施されるあしらい繍に分けられる。表現の基礎となる技法は十数種で,点を表現する相良繍<さがらぬい>・芥子繍<けしぬい>等,線を表現するまつり繍・駒繍等,面を表現する繍切り・平繍等のほか,立体を表現する肉入れ繍などの特殊な技法がありる。撚りをかけない平糸(釜糸),撚りをかけた撚糸,金銀糸などが組合せて用いられ,多彩な表現が行われている。
刺繍と同じ種類の言葉
品詞の分類
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