刺殺記録の事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 07:28 UTC 版)
三塁手がゴロを捕って、一塁手へ送球し、一塁手が一塁に触球して打者走者をアウトにした場合。一塁手に刺殺を記録する。 捕手が二塁へ送球し、遊撃手がこれを捕って、盗塁を試みた一塁走者に触球して一塁走者をアウトにした場合。遊撃手に刺殺を記録する。 一・二塁間で走者が挟まれ、一塁手も一度ボールに触れたが、最終的には投手が触球してその走者をアウトにした場合。触球してアウトにした投手に刺殺を記録する。 飛球を捕球した外野手が三塁へ送球し、タッチアップを試みた二塁走者が三塁手に触球されてアウトになった場合。打者のアウトは外野手の捕球によるものなので外野手に刺殺を記録する。二塁走者のアウトは三塁手の触球によるものなので三塁手に刺殺を記録する。 三塁手に対する守備妨害で二塁走者がアウトになった場合。妨害を受けた三塁手に刺殺を記録する。 走者が打球に触れてアウトになった場合。走者が打球に触れた地点の最も近くに位置していた野手に刺殺を記録する。 走者一塁で三塁手がゴロを捕って二塁手へ送球、二塁手が送球を捕って二塁を踏んで一塁走者をアウトにしたのち、一塁手へ送球し、一塁手が一塁に触れた状態でこれを受けて打者走者をもアウトにした場合。一塁走者のアウトは二塁手に刺殺を記録し、打者走者のアウトは一塁手に刺殺を記録する。 打者が三振でアウトになった場合。捕手が捕球できなければ振り逃げの可能性もあるので、直接アウトにしたのは捕手と考えられるため、捕手に刺殺を記録する。同様に、2ストライク後にバントした打球がファウルボールになった(いわゆる「スリーバント失敗」)場合も捕手に刺殺を記録する。 捕手が第3ストライクの投球を正規に捕球できず(振り逃げの条件が成立)、一塁手へ送球し、一塁手が一塁に触球して打者走者がアウトになった場合。一塁手に刺殺を記録する。 インフィールドフライが宣告された場合。通常の守備をして捕球できると考えられる野手に刺殺が記録される。野手が捕球したか捕球しなかったかは関わりがない。ただし、捕球しなかった結果、打球がファウルボールになってしまった場合は打者のアウトは取り消されるため、野手に刺殺を記録しない。 ある走者と、別の走者との順序が入れ替わってしまい、後位の走者がアウトになった場合。その入れ替わりが発生した地点の最も近くに位置していた野手に刺殺を記録する。 打順間違いによる打者アウトの場合。捕手に刺殺を記録する。
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