別な側面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/17 04:58 UTC 版)
初期死亡率が高くなることは様々な種の野生個体群で普遍的に見られる現象でもある。これについては一定の資源をどのように消費するのが最適かという考え方の中である程度の理解が出来る。つまり、例えば環境がよくて資源が潤沢である場合や初期密度が十分低い場合、死亡率が一様に低いことが有利である。だが、資源に対して個体が多い場合、初期個体数が資源に対して多すぎる訳で、その場合、小さい親ばかり成長する場合には適応的ではない。また、途中で死亡個体が出る場合、その個体がそれまでに食べたものが無駄になる。従って初期に多くの個体が死亡することは資源の有効利用という観点からは有利となる。
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