初期の生産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/31 16:28 UTC 版)
古代ローマ人は、打刻を知らなかったため、大量生産に向かない粘土の鋳型に溶けた銅を流し込む鋳造で生産していた(青銅貨アス)。最も古い製造では弾丸状か円錐状に鋳造し、ハンマーで金型を叩くことで片側だけ意匠を施した。無地の硬貨は金床の上に置かれ、金型はトングで固定された。その後、金床側でも意匠を施すようになった。球状であった無地貨幣は、すぐにレンズ状の無地貨幣に変わった。また、これらの貨幣は熱いうちにハンマーで叩かなければならなかった。青銅製の金型から鉄の金型に変更された西暦300年ごろになって、冷ました状態で整形することを試みるようになった。
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