初期のアースグレーの支給野戦服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 17:00 UTC 版)
「制服 (ナチス親衛隊)」の記事における「初期のアースグレーの支給野戦服」の解説
草創期のSS特務部隊にはアースグレーの野戦服が支給されたが、このアースグレー野戦服ははじめ部隊ごとに様々な種類があった。1935年初めに「ライプシュタンダルテ・アドルフ・ヒトラー」と特務部隊用に統一されたアースグレー色の野戦服が支給されるようになった(M35野戦服)。M35野戦服は1935年11月のSS指令で正式に認可された。 アースグレー野戦服の形状は基本的に黒服と同じだったが、前ボタンが黒服より1つ多い5つあり、ラペルを閉じて着ることができた。ただし将校用は前ボタンが4つであり、開襟でしか着用できなかった。 1936年3月には髑髏部隊にもアースブラウン色で同型の野戦服が日常勤務用として支給された(なお髑髏部隊以外の強制収容所所員は通常の勤務服を着用していた)。 陸軍M36野戦服の影響からか、1936年になると部隊によっては襟をダークグリーンに改造している物も見られるようになった(特にライプシュタンダルテの下士官兵士)。 SS特務部隊で初期に使用されたアースグレーの野戦服(1935年、SS特務部隊第2連隊「ゲルマニア」所属のフリッツ・ダーゲス(ドイツ語版)SS少尉)
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