分布域と絶滅の可能性について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/13 22:58 UTC 版)
「イタヤ」の記事における「分布域と絶滅の可能性について」の解説
原産地は南アメリカ大陸北東部、アマゾン川流域の西端である。イタヤ属は単型であり、イタヤ属には本種しか属していない。 本種は1972年に、ペルーのイタヤ川沿岸で(Rio Itaya)初めて採集され、同年にHarold E. Mooreによって記載された。当初、イタヤの分布域は、ちょうどブラジルとコロンビアとペルーが国境を接する付近のみという、ごく狭い範囲に限られていると思われていた。その分布域の狭さから、当初は絶滅が心配されたこともあった。しかし、1995年現在では、当初考えられていた範囲よりも広範囲に分布していたことが判明した。ただし、2013年2月現在、レッドリストにおいては「情報不足(Data Deficient)」、つまり、絶滅の危険があるかどうかを判断できるだけの情報が集まっていない種であると分類されている。このように、2013年現在においても、本当にイタヤに絶滅の心配がないのかどうかは、よく判っていない。
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