出自・近衛家荘官・鎌倉幕府御家人とは? わかりやすく解説

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出自・近衛家荘官・鎌倉幕府御家人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 04:42 UTC 版)

島津氏」の記事における「出自・近衛家荘官・鎌倉幕府御家人」の解説

島津姓については、諸説ありとし、忠久が元暦2年1185年8月17日近衛家領する島津荘下司職任じられた後、文治元年1185年11月28日文治の勅許以降源頼朝から正式に同地惣地頭任じられ島津称したのが始まりとされている。忠久の出自については、『島津国史』や『島津氏正統系図』において、「摂津大阪住吉大社境内で忠久を生んだ丹後局源頼朝側室で、忠久は頼朝落胤」とされ、出自頼朝側室の子とされている。 同じく九州守護任じられ島津忠久豊後大友能直共通していることは、共に後の九州代表する名族の祖でありながら、彼らの出自はっきりしないということいずれも母親頼朝側室であったことから、頼朝引き立て受けた」と伝承されていることだろう。忠久は摂関家家人として京都活動し、能直は幕府実務官僚中原親能猶子だった。この当時地頭任じられても遠隔地荘園荘務をこなせる東国武士少なかった見られ島津氏大友氏軍功ではなく荘園経営能力買われ九州下っている形が共通している。

※この「出自・近衛家荘官・鎌倉幕府御家人」の解説は、「島津氏」の解説の一部です。
「出自・近衛家荘官・鎌倉幕府御家人」を含む「島津氏」の記事については、「島津氏」の概要を参照ください。

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