出生から初出走まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 03:21 UTC 版)
「ユニオンラグズ」の記事における「出生から初出走まで」の解説
デュポン家出身のオーナーブリーダーであるフィリス・ミルズ・ワイスが生産したサラブレッドの牡馬である。フィリスの母アリス・デュポン・ミルズ(英語版)はイギリスの1000ギニーを制したグラッドラグズ(英語版)の馬主であり、ユニオンラグズはそのグラッドラグズの3代先の子孫であった。物静かな馬で、出生時にも死んでいるかのように静かだったという。また、朝食をとったあとすぐ寝てしまうなどとのんびりした性格で、シービスケットの逸話を髣髴させたという。 本来フィリスはユニオンラグズを自前で所持するつもりであったが、税理士のアドバイスにより売却することを選び、2010年9月のキーンランドのイヤリングセールにユニオンラグズを出品、結果145,000ドルでIEAHステーブルに落札された。IEAHステーブルはユニオンラグズをビッグブラウンの管理もしていたフロリダ州オカラのエディ・ウッズ調教師に預け、訓練を積ませたのちに2011年春のファシグ・ティプトン2歳馬セールにユニオンラグズを出品した。 依然としてユニオンラグズの所持を希望していたフィリスは、アドバイザーのラッセル・ジョーンズにこれを買い戻したいという意向を示すと、ジョーンズは「安くても35万、高ければ40万ドルになる」と安い買い物ではないことを示唆したが、それでもフィリスは39万ドルを上限としてセリに参加し、結果385,000ドルで落札することができた。競走馬登録に際して、馬主名義はフィリスのチャッズフォードステーブルが使用されている。
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