出典と解釈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 21:37 UTC 版)
『詩経』(小雅・鶴鳴篇)には、「他山之石可二以攻一レ玉」とあり、通常はこれを「他山の石 以て玉を攻むべし」(たざんのいしをもってたまをおさむべし)と読み下す。「玉を攻む」は「玉を磨く」という意味であり、この成句は字義通りには、「他の山からもたらされた粗悪な、磨いても玉にはならない石は、然るべき山から産する玉を磨くのに使え」といった意味であるが、ここから転じて、「他人のつまらない言行、誤りや失敗などにも、そこから学んで自分の知恵や徳を磨く助けとなるところがある」といった意味になった。 この成句にちなんだ名称の代表的な例である攻玉社(より正確には前身の「攻玉塾」)の名は、成句の後半から採られたものであり、「外国の技術で日本をみがこう」という含意で名付けられたものとされている。
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