処罰内容など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 20:32 UTC 版)
営倉入りの命令権者は、独立の指揮権を持つ聯隊長・大隊長に限られる。処分は営倉と重営倉があった。営倉は、兵食と寝具が与えられ、期間は1-14日まであった。重営倉は、1日6合の麦飯と水だけで、おかずは固形塩しか与えられない。寝具も無く、きわめて重い懲罰であったため、健康を考慮して3日を限度とされていた。なお、入倉中の俸給は、営倉が本来の5割、重営倉が本来の2割に削減された。 営倉に入る時には、自殺を防止するために、すべてのボタンやズボンの腰ひもなどをはぎ取られる。本来は、起床ラッパから消灯ラッパまでの一日中、正座していなければならないが、実際は横臥することも黙認されていた。 営倉に入る原因で多いものは、私的制裁・外出時刻遅延・喧嘩などで、窃盗・脱営・兵器の破損などは、憲兵に身柄が渡され、軍法会議にかけられる事になっていた。 海軍においても、軍艦の中に営倉に類似した独房があり、艦底に近い暗い場所に存在した。
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