内式と外式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 22:51 UTC 版)
カラーリバーサルフィルムには、感光乳剤中に色素を形成するカプラーを混入したものと、発色現像液中にカプラーを混入して処理するものがあり、前者を「内式」後者を「外式」と呼ぶ。登場当時のカラーリバーサルフィルムは全て外式であったが、イーストマン・コダック社が唯一製造していた外式カラーリバーサルフィルム、コダクロームが2009年に販売終了し、すべての製品が内式となった。外式の方が耐変色性に優れるが、フィルムの現像は内式よりも複雑で、3色分の感光乳剤層を個別に二次露光と現像をするため機械の精度や技術者の熟練が必要とされ、メーカーの指定の限られた現像所(KODAK K-LAB)でしか処理できない。販売された全てのコダクロームフィルムが使用期限を過ぎ、2010年12月30日受付分をもって現像処理を終了した。
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