内廷機関としての掌典職
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1947年(昭和22年)5月3日の日本国憲法施行に伴う同省の廃止(宮内府への移行)により、掌典職も国家機関としては廃止された。 その後も皇室費の内廷費をもって人件費に充てられる職員が置かれる。現在は、天皇の私的使用人としての性格を有する『内廷の職員』とされ侍従のような宮内庁職員(国家公務員)ではない(皇室に直接雇用されている存在)。 責任者の掌典長をはじめ掌典次長、掌典、内掌典、掌典補等、宮内省掌典職時代と同職名の職員が置かれている。現在の掌典長は、前侍従次長の加地正人。 1975年(昭和50年)以後伊勢の神宮や勅祭社における祭典では、天皇の使者である「勅使」をつとめる。
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