共産党の機関紙〈ス・ソワール〉
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「ルイ・アラゴン」の記事における「共産党の機関紙〈ス・ソワール〉」の解説
1936年の秋に、共産党書記長トレーズからの依頼により、機関紙『ス・ソワール (今夜)』(日刊紙)を創刊することになり、ロマン・ロランらが創刊した『ユーロープ』誌で活躍していたジャン=リシャール・ブロックに協力を求めた。ブロックはこれを機に共産党に入党し、アラゴンとともに共同編集長を務めた。創刊号は1937年3月1日に刊行され、共産党のガブリエル・ペリ(フランス語版)、ニザン、サドゥール、トリオレ、コクトー、ジュリアン・バンダ、ジャン・ブランザ(フランス語版)、アンドレ・ヴィオリス(フランス語版)ら主に人民戦線を支持する作家が参加した。特にスペイン内戦について多くのルポルタージュを行い、販売部数は1937年の12万部から2年後の39年には25万部に急増した(同年の『リュマニテ』の販売部数は約35万部)。『ス・ソワール』はスペイン内戦の共和派(人民戦線政府)を支持し、1938年9月のミュンヘン協定(対独宥和政策)に反対する論陣を張った。
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