共感覚的(synesthetic)音象徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 21:58 UTC 版)
「音象徴」の記事における「共感覚的(synesthetic)音象徴」の解説
実際には音のない現象、状態を(感覚を媒介として)音で示す機能である。たとえば物体の大きさ、形状といったものをあらわす。 例 舌背音に分類される子音と狭母音で構成される音節は小さいものをあらわす。 低い声で母音を伸ばすように発音すると大きいものをあらわす。("It was a bi-i-ig fish!") 閉鎖音に分類される子音は突然の現象をあらわす。 持続音に分類される子音は持続する現象をあらわす。 ふるえ音はすばやく空を切るような動きをあらわす。 鼻音は反響や何かの鳴る音をあらわす。 このほか発音の持続時間、上昇や下降、聞こえの大きさ、繰り返しの有無などが音象徴の役割を果たしているのではないかと報告されることが多い。
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