六波羅蜜寺空也上人像(京都市東山区、重要文化財)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:13 UTC 版)
「鎌倉文化」の記事における「六波羅蜜寺空也上人像(京都市東山区、重要文化財)」の解説
運慶四男康勝の作で日本の肖像彫刻としては屈指の名作といわれる。寄木造で玉眼嵌入。六波羅蜜寺の創立者で「市聖」と称された平安時代の僧空也が念仏を唱えると、南無阿弥陀仏の音声が小さな仏に姿を変えたという伝承を表現している。左手に鹿の角のついた杖をもち、右手の撞木で胸にかけた鉦鼓をたたく歩き姿を描く。着衣が右肩からずり落ちたり、裾に皺を寄せるなどの細かい工夫が施されて情感に満ちた作品となっている。
※この「六波羅蜜寺空也上人像(京都市東山区、重要文化財)」の解説は、「鎌倉文化」の解説の一部です。
「六波羅蜜寺空也上人像(京都市東山区、重要文化財)」を含む「鎌倉文化」の記事については、「鎌倉文化」の概要を参照ください。
- 六波羅蜜寺空也上人像のページへのリンク