公共貨幣の基本思想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 14:20 UTC 版)
貨幣とは、お金またはマネー(money)と同義であり、それは「財・サービスの価値情報、及びそのメディア(媒体)の総体で、財・サービスとの交換や保蔵ができるもの」と一般的に定義される。それは、社会的分業を前提とする人類社会において、普遍的であり、最も重要なインフラの一つである。 貨幣は、公共貨幣(public money)と債務貨幣(debt money)に大別される。公共貨幣は、公共機関の貨幣発行権に基づいて発行される。他方、債務貨幣は、だれかの債務と引き換えに発行される。人類の歴史における主な貨幣は長らく公共貨幣であったが、銀行制度が発達する近代から現代にかけて債務貨幣が主流となった。 公共のインフラとしての貨幣は、その種類(公共貨幣または債務貨幣)によって、それぞれ特有の発行・流通・消滅のプロセスを持っている。その一連のプロセスを総体的なシステムとしてとらえ、マクロ経済学、会計システムダイナミクス などの手法によって分析する。
※この「公共貨幣の基本思想」の解説は、「公共貨幣」の解説の一部です。
「公共貨幣の基本思想」を含む「公共貨幣」の記事については、「公共貨幣」の概要を参照ください。
- 公共貨幣の基本思想のページへのリンク