全議席喪失と解党
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2016年5月10日、同年夏に行われる第24回参議院議員通常選挙における公認候補として、元女優の益戸育江を東京選挙区に出馬(なお、本名の「益戸育江」ではなく、女優時代の芸名「高樹沙耶」として立候補)させることを発表した。また、比例全国区には代表の荒井をはじめとする9人が立候補。 7月10日投開票の結果、東京選挙区の高樹沙耶が落選。比例区では、表現の自由を掲げた山田太郎(新党改革推薦無所属)が民進党、おおさか維新の会、日本共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの当選一位の獲得票を上回る約29万票を獲得し善戦するも、党全体としての議席獲得には及ばず、代表かつ唯一の現職所属議員である荒井も落選したことで全議席を失った。また比例区での得票率も2.0%を下回ったことで新党改革は荒井の任期満了を待たず同日付けで政党要件を喪失した。この結果を受け、7月11日、荒井は自身の政界引退と解党を表明した。 統一会派「新党改革・無所属の会」を組む平野は、7月12日に自民党に入党届を提出し、7月23日に入党を了承された(なお、平野の入党により自民党は27年ぶりに参院単独過半数を回復した)。7月25日、荒井代表は任期満了をもって政界を引退し、統一会派「新党改革・無所属の会」も解散した。 解党後の2017年9月27日、荒井元代表は「選挙や政策に関して全て自民党と同じ形で投票行動がなされていた」として自民党への復党が承認された。
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