入隊までの経歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 15:06 UTC 版)
1924年9月10日、ジャック・ルロアはベルギー王国ワロン地方、エノー州バンシュに生まれた。父親はビール醸造所を経営する資本家で、後にレオン・デグレル(フランス語版)主宰のカトリック系反共ファシズム政治団体「レクシズム」に加入し、1936年にはバンシュ市長に当選した人物であった。 成長後、ルロアはレクシズムの青少年組織「ジュネス・レジオネール」 (Jeunesse Legionnaire)に加入した。 1941年8月8日、ドイツ陸軍に所属して共産主義(ソビエト連邦)と戦うワロン人義勇兵部隊「ワロニー部隊」(Légion Wallonie、後のドイツ陸軍第373ワロン歩兵大隊)がベルギーを出発し、東に向かった。同大隊は1941年末から1942年2月末の間に東部戦線で兵力の半分を失ったため、ベルギー本国のレクシズム関係者に対し、補充兵として大隊に加わる新たな義勇兵を募るようにとの指示が下った。 そして1942年3月10日、当時17歳のルロアも「ジュネス・レジオネール」の若者を多く含む新たなワロン人義勇兵グループと共にベルギーを出発し、二等兵として1942年6月3日にソビエト連邦のスラビャンスク (Slaviansk) で第373ワロン歩兵大隊に合流した。
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