先祖と家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 05:39 UTC 版)
「オファ (マーシア王)」の記事における「先祖と家族」の解説
アングロサクソン王家の系譜集である『アングリアン・コレクション(英語版)』に、オファの祖先である4人のマーシア王の系図が記載されている。4人の王はいずれも7世紀初頭にマーシアを支配したピュバの子孫であり、オファはピュバの息子の一人エオワの子孫で、その血筋はオスモド(Osmod、オズモンドとも)、エアンウルフ(Eanwulf)からシングフリス(Thingfrith)を経てオファへとつながる。オファの先代にあたるマーシア王で、マーシアをおよそ40年間統治したエゼルバルドも、系譜によればエオワの子孫であり、オファの祖父エアンウルフはエゼルバルドのいとこにあたる。エゼルバルドはエアンウルフのウィッチェ所領に対して勅許状を発行していることから、オファとエゼルバルドは一族の同支族出身であった可能性がある。ある勅許状にはオファがエゼルバルドの血縁者とあり、エゼルバルドの兄弟ヘアドベルフトHeardberht はオファが権力の座に就いた後も勅許状の証人リストにその名が記載されている オファの妻キュネスリス(英語版)の家系については不明である。二人にはエグフリスという息子の他、少なくともエルフレダ(Ælfflæd)、エアドブルフ(英語版)、エゼルブルフ(Æthelburh)という3人の娘がいた。エゼルブルフはウィッチェ王エアルドレッド (Ealdred, king of the Hwicce) の近親者で女子修道院長とも推測されているが、この時代には他にもエゼルブルフという名の著名な女性がいる。 マーシア王の系図 6世紀末のクレオダから、エオワを経て8世紀末のオファ、エグフリスに至るマーシア王の系図。数字は在位年。 クレオダ585-593? ピュバ593-606? チェルル606-626? エオワ626-642? ペンダ626-655 アルウェオ オズモンド ペアダ655-656 ウルフヘレ658-675 エゼルレッド675-704 エゼルバルド716-757 エアンウルフ コエンレッド704-709 チェオルレッド709-716 シングフリス ベオルンレッド757 オファ757-796 エグフリス796
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