充電式空気亜鉛電池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 06:52 UTC 版)
充電式空気亜鉛電池は水溶性電解質の密閉化が難しく亜鉛に起因する問題により開発は困難だった。問題は不均一なデンドライトの生成で電解質の溶媒が制限された。充電に使用できる空気極で放電時に生成した酸素を開放できるようにする事は困難だった。試験された膜は低効率だった。充電に必要な電圧は放電時よりもはるかに高く充電効率は50%に満たなかった。電極の充放電の機能をそれぞれ単一の機能のものに分離した場合、大きさ、重量は増え、構造は複雑になる。満足のいく充電システムは潜在的に廉価な材料で高エネルギーである。2014年12月、日立造船が充電式空気亜鉛電池を開発したと報じられた。容量はリチウムイオン二次電池の約5倍、充放電を繰り返してもほとんど性能劣化がみられないという。2016年末までに製品化予定。
※この「充電式空気亜鉛電池」の解説は、「空気亜鉛電池」の解説の一部です。
「充電式空気亜鉛電池」を含む「空気亜鉛電池」の記事については、「空気亜鉛電池」の概要を参照ください。
- 充電式空気亜鉛電池のページへのリンク