兄たちとの邂逅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/14 07:51 UTC 版)
アンズー鳥は空高く舞うと、エンメルカル率いる軍をその目に捕えた。アンズー鳥の「お前に言っておくことがある。今回のことは決して誰にも話すでない。幸運の裏には、いつでも嫉妬が潜んでいる」との忠告を心して聞いたルガルバンダは、先ほど授かった超人的な腕力と脚力を使ってアンズー鳥の案内に従って走り、無事軍に合流することができた。 突如として現れた小さな王子の姿に、兄たちは一斉に詰め寄り驚くやら狂喜するやらで大騒ぎになる。どうやってここまで来られたのか、など質問攻めにあうので、ルガルバンダはアンズー鳥との約束を守るため慎重に言葉を選びつつ、且つ曖昧に答えていった。 そんな喜びも束の間、翌日には行軍も再び進み出し、アラッタ目前に迫る。ところがアラッタの見張り塔に気付かれてしまい、雨の如く槍や弓、投石の攻撃が降り注いだ。エンメルカル側の軍は防戦一方となり、宿営地を張って様子を見るも、攻防は1日が1週間に、1週間が1月に、果てには1年が巡ってしまった。
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