優先順位とToS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 03:45 UTC 版)
「Type of Service」の記事における「優先順位とToS」の解説
RFC 791 では、Type of Serviceフィールドは次のように定義されていた。 01234567優先順位 Type of Service 未使用(0) 優先順位(Precedence)は先頭3ビットのフィールドであり、この数値の高いパケットを他のパケットよりも重要なものとして扱う。ルータが輻輳していて、いくつかのパケットを破棄する必要がある場合は、優先順位が最も低いパケットが最初に破棄される。優先順位フィールドはIPv4の一部であるが、使用されることはなかった。 RFC 1349 で低コスト(lowcost)フィールドが追加され、ToSの4つのビットの役割が以下のようになった。 01234567(優先順位) 低遅延 スループット 信頼性 低コスト 未使用(0) ここでの命名は、Unixオペレーティングシステムの規約に従う。 RFC 1349 および RFC 1060 では、アプリケーションのデフォルト値として同時に使用される1ビットの例のみを示しているが、 RFC 791 では、3つのビットのうち最大2つを名目上設定する必要があると述べている。そのような用途の1つがmod_iptosにある。 最後の3ビットはRFC 2474以前に多くの定義を経ているため(下記参照)、文書化と実装の際に混乱し矛盾を来す可能性がある。
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