停戦合意と停戦決議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 21:04 UTC 版)
停戦は公式な条約の一部として宣言されることもあるが、戦場で向き合う双方の部隊が非公式な同意に至って停戦になることもある。 紛争当事者の停戦合意の例として、2005年2月8日にイスラエルのアリエル・シャロン首相とパレスチナのマフムード・アッバース大統領が会談し、数年来続いた戦争に対する停戦合意が発表されたことが挙げられる。合意発表時、パレスチナ側の交渉責任者(サエブ・エラカト)は次のようにこの停戦を定義した。 「われわれは、今日アッバース大統領があらゆる場所のイスラエル人に対する暴力の完全停止を宣言し、シャロン首相もあらゆる場所のパレスチナ人に対する暴力と軍事行動の完全停止を宣言することで合意した。」 また、戦争が激化したとき、また戦争に伴う民間人の被害などが悪化した際に、第三国の仲介や国際連合安全保障理事会の「停戦決議」を双方が受け入れることで実現する場合もある。
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