保守統合による未来統合党結成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 16:21 UTC 版)
「国民の力」の記事における「保守統合による未来統合党結成」の解説
韓国の保守派は、最大勢力の旧セヌリ党が第20代総選挙で国会第一党の座を民主党へ明け渡し、次いで行われた2017年5月の大統領選挙でも敗北した為、国政における影響力が低下した。更に、崔順実ゲート事件・朴槿恵大統領弾劾とそれらへの対応に関する総括を巡って2016年以降派閥単位での政党再編を繰り返し、「保守」を政策の理念に掲げる政党は2020年1月末時点で自由韓国党、正しい未来党、新しい保守党、未来に向けた前進4.0、新セヌリ党、ウリ共和党の6党と乱立状態にあった。 その為、第21代総選挙で保守系政党が中道左派系与党である民主党から第一党の座を奪還する目的で、右派性向が類似している自由韓国党、新しい保守党及び未来に向けた前進4.0の三党が合同し、2020年2月17日に未来統合党が発足した。三党合同直前の2月5日に未来韓国党が自由韓国党から分党したが、これは第21代総選挙の準連動型比例代表制に対応する目的で行われた措置であり、未来韓国党は未来統合党の事実上の衛星政党となっている。また、残りの保守系政党3党は、正しい未来党が社会保守主義性向のその他諸党と合同して民生党を結成し、朴槿恵の無罪を主張する極右性向のウリ共和党は自由共和党と親朴新党とに分裂した。新セヌリ党は引き続き単独で存立している。
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