保健医療機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 03:41 UTC 版)
2006年の大規模な構造改革後、アウクスブルクには診療レベルIV(最高の診療レベル)の病院が2つと、いくつかの、一部は特定の領域に特化した小規模な病院がある。この他に健康保険医師団体の救急病院や精神病医療のベツィルクス病院(行政管区立病院)がある。最大の病院でアウクスブルク大都市圏の救命救急医療の中心となっているのがクリーニクム・アウクスブルク (Klinikum Augsburg) である。構造改革までは中央病院と呼ばれていた病院で、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの研修病院としても利用されている。この病院は市内西部のクリークスハーバー地区にあり、連邦道B17号線およびB300号線経由で迅速に患者を搬送できる。 そのすぐ隣にキンダークリーニク(Kinderklinik、子供病院)がある。この病院はクリーニクムと密接な関係にあるアウクスブルク病院目的連合に属している。密接な関係とは、たとえば、クリーニクムに搬送された小児の救急患者のほぼ全員が、一次処置の後、より適切な看護が可能なキンダークリーニクに転院する。 最高の診療レベルにある2番目に大きな病院は、かつて「ハウンシュテッテン病院」と呼ばれていたアウクスブルク南クリーニクム (Klinikum Augsburg Süd) である。大規模な構造改革と、全診療科を旧中央病院からハウンシュテッテンに一部分割移転したことにより病院需要計画で要求されていた診療レベルIVを達成した。診療の専門領域は、以前から重点が置かれていた外科、内科、皮膚科、耳鼻咽喉科である。 アウクスブルク・ベツィルクス病院 (Bezirkskrankenhaus Augsburg、行政管区立病院) はシュヴァーベン行政管区が運営する、精神科、精神療法、精神身体医学の病院で、市内およびアウクスブルク郡全域住民の精神病診療を目的とする。この病院はクリークスハーバー地区にあり、クリーニクムからも遠くない。 この他では、ディアコニッセン病院 (Diakonissenkrankenhaus)、ヘッシング=クリーニク (Hessing-Klinik)、ヨーゼフィヌム (Josefinum)、ヴィンセンティヌム (Vincentinum) の4つが大きな病院である。これらはいずれも特定の診療科目(たとえば麻酔科とか産婦人科など)に特化している。またバイエルン健康保険医師団体の救急病院が、ヴィンセンティヌムの隣にある。
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