作品群としての『ひまわり』とその点数について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 03:47 UTC 版)
「ひまわり (絵画)」の記事における「作品群としての『ひまわり』とその点数について」の解説
ファン・ゴッホの制作した「花瓶に挿された向日葵をモチーフとした油彩の絵画」という定義であれば、7点が制作されたことが広く認められている。このうち6点が現存している。 この他に、パリにおいて制作されたものを含めて合計で11点(または12点)とする定義があるが、これは花瓶に挿されていない構図も含めている。この項では主に前者の「花瓶に挿された向日葵」というほぼ同様の構図をとる作品群について述べる。 同様の構図の作品が複数ある理由については、アルルでの生活・制作の拠点であった「黄色い家」の部屋を飾るためであったとする説がある。 ファン・ゴッホは、『ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女』という作品を中央にして、『ひまわり』(ミュンヘン、ロンドン、アムステルダム、東京にある4点)の何れか2点を両側に展示するというアイデアを手紙に記している。従って、これらの作品群は習作、不出来のもののやり直しというよりは、やはり複数が揃っていることに意味があったものと思われる。これは2003年に損保ジャパン東郷青児美術館(現・SOMPO美術館)の企画展で実現した。
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