作品のモチーフと山本賞受賞までの道のり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 15:21 UTC 版)
「ダック・コール」の記事における「作品のモチーフと山本賞受賞までの道のり」の解説
レイ・ブラッドベリの『刺青の男』がモチーフになっている。ちなみにダック・コールとは鴨笛のこと。 原稿自体は早川書房から上梓された1991年2月より前に完成。その作品を読んで感動した書評家の縄田一男が新潮社の山本周五郎賞専門の担当者に原稿を持ち込みノミネートという経緯を辿る。第4回の山本賞は稲見の他に小池真理子、宮城谷昌光などの後にメジャーで活躍する作家がノミネートされており、著名度が低い稲見は苦戦が予想されたが、実質的に稲見と同じく評価の高かった中島らもの「今夜、すべてのバーで」との一騎討ちとなった。その中で「希に見る美しい小説」(藤沢周平)「童心を持った作家」(井上ひさし)「野に遺賢あり」(田辺聖子)等の選考委員の多大な支持を得て受賞することとなった。
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