作劇方針の変容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 08:50 UTC 版)
「人造人間 (ドラゴンボール)」の記事における「作劇方針の変容」の解説
人造人間編では連載中に試行錯誤が見られた。当初は19号と20号のみを登場させる予定だったが、すでに担当編集を外れていた鳥嶋和彦が鳥山明の家に電話をかけてきて「やっと敵が出てきたとおもったらジジイとデブじゃないですか」と文句を言われ、仕方なく17号と18号をデザイン。しかし、鳥嶋和彦が再び家に電話をかけてきて「なんだ今度はガキですか」と再び文句を言われ、当初は登場する予定すらなかったセルが登場することになった。 最初のセルも鳥山明自身は結構気に入っていたが、当時の担当者である近藤裕から「かっこ悪いですよ。もちろん変身しますよね」と言われ、仕方なく第2形態に変身させている。その第2形態も鳥山明の中では結構気に入っていて、本当はもっと活躍させる予定だったが、ふたたび担当者の近藤に「今度のやつ馬鹿みたいじゃないですか。はやく完全体にしましょう」と酷評された。そのため、馬鹿と言われたら変えるしかないということになり近藤好みの容姿をした完全体が登場することとなった。 この方針変更によって、当初トランクスが危機を知らせに来た際の台詞では19号、20号と呼称されていた人造人間は、トランクスが再登場した際には17号、18号となっている。 アニメ『Z』および『ドラゴンボール改』のトランクスの台詞では19号と20号の名前は挙がらず、「2人組」とだけ呼ばれている。
※この「作劇方針の変容」の解説は、「人造人間 (ドラゴンボール)」の解説の一部です。
「作劇方針の変容」を含む「人造人間 (ドラゴンボール)」の記事については、「人造人間 (ドラゴンボール)」の概要を参照ください。
- 作劇方針の変容のページへのリンク