住友老壮会の発足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 04:19 UTC 版)
第二次世界大戦終了後、昭和25年ごろから米ソの冷戦を反映して、占領政策にも転換のきざしが出てきて、追放解除も活発になり、住友グループの社長会である「白水会」が結成され、旧住友本社常務理事など、住友財閥の重鎮達が実業界に復帰を果たすのと同時に、住友グループOBたちの連絡も活発となった。そこで昭和26年9月に、有志25名が原案をつくったうえ、翌27年11月に、正式に「住友老壮会」が発足したのである。名称の老壮は、「後漢書馬援伝」のなかの名将馬援の言葉「大夫志を為すに、窮すれば当に益堅なるべく、老いては当に益壮んなるべし」が由来である。住友老壮会は毎年、大阪と東京で1回ずつ大会をひらき、住友グループ各社の社長が回り持ちでそれぞれの業界の情勢報告をし、アトラクションなどもあって、OBが旧友たちと交歓する会合である。なお、老壮会には住友家長・住友吉左衛門も出席する。
※この「住友老壮会の発足」の解説は、「住友老壮会」の解説の一部です。
「住友老壮会の発足」を含む「住友老壮会」の記事については、「住友老壮会」の概要を参照ください。
- 住友老壮会の発足のページへのリンク