低圧三相4線式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 06:40 UTC 版)
電力需要密度の高い地域で、地中電線路や50 kVAを超え2,000 kVA以下の借室電気室の二次側、電動機などの三相415 V負荷や高周波点灯蛍光灯などの単相240 V負荷を使用する、需要電力の多い建築物の構内バスダクト幹線などに用いられる。 三相変圧器二次側中性点から、電圧のかからない接地された中性線と、他の端子から対地電圧240 Vの電圧がかかった電圧線3本とを引き出す。電圧線と中性線とを単相240 V負荷に接続する。相間電圧415 Vの三相負荷には電圧線3本を接続し、中性点を接地線または中性線に接続する(接地方式により異なる)。 単相100/200 Vや三相200 Vの負荷に供給するためには、別に低圧-低圧の三相7線式・三相3線式・単相3線式・スコット結線などの変圧器(タイトランス:Tie Transformer)が必要である。
※この「低圧三相4線式」の解説は、「三相4線式」の解説の一部です。
「低圧三相4線式」を含む「三相4線式」の記事については、「三相4線式」の概要を参照ください。
- 低圧三相4線式のページへのリンク