仙台藩兵の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:08 UTC 版)
仙台藩は62万石の大藩であり、実石高は100万石にも及ぶと評されたが、新田開発によって得たそれらの土地は一門や重臣の知行地が多くを占めていた。藩が動かせる兵力は7,000名程度と評価されていたが、藩一門らの供出する兵力は指揮系統が統一されておらず、兵装と戦術(密集突撃)も旧態依然のままだった。これまでの敗戦から仙台藩も不足を把握し、額兵隊の編成と同時に洋式銃の購入を急いでいたが、粗悪品を売りつけられるなど成果は捗々しくなかった。戦術においてはこれまでの交戦により、砲撃の被害を最低限に抑えるため散開戦術を取るようになっていたが、未だ銃器の多くは火縄銃を始めとする前装式の銃が占めていた。
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