仕込甕とは? わかりやすく解説

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仕込甕(しこみがめ)

本格焼酎の醪の製造使われるかめ。容量三石540リットル)のものが多い。気温温暖な沖縄ではかめを固定するため底部を10cmほど埋めにすぎないが、本土では冬期低温備え土中3分の2ないしかめの頸(くび)もとまで埋めて使用する昭和三〇年ころまで焼酎製造広く使われていたが、仕込みを休む夏期地下水位上昇するとかめが浮上して壊れ、その補充もきかなくなる。一方製造規模大きくなるにつれて作業・管理しやすいタンクおきかえられたため、その姿は消えつつある。昭和三三年、三石のかめが一本8,500円くらいで佐賀県より鹿児島県送られてきた記録残っているが、現在ではそれがどこで焼かれたものか定かではない。おそらく名のある窯元ではなく農民副業としてこれを焼く窯が各地散在していたのであろう朝鮮では生木詰めたかめを釜の上に口を下にしてかぶせ、蒸気当ててから使ったというが、鹿児島でも煙で燻(いぶ)す似たような方法がとられていた。



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