人気の盛り上がり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/07 14:09 UTC 版)
「ジョージコックス」の記事における「人気の盛り上がり」の解説
Blothel Creeper(ブローセル・クリーパー)は、もともとのジョージコックス社の評判に加えて、履き込むことで足になじんでいくことが特徴のグッドイヤーウェルト製法により製造されたこと、歩いても音の出ないソフトな歩き心地などにより人気が出たが、発売開始当初は一時的な流行とみなされ、人気が長く続くとは思われていなかったようである。 しかし、クリーパーは、1950年代、イギリスのユースカルチャーで、“テディボーイ”と呼ばれる層の人々に人気を博し、また、そのころアメリカで誕生したロックンロールの観念としだいに結び付いていくようになる。 1960年代後半になると、Winklepickers(ウィンクルピッカーズ)と呼ばれるモデルの製品が開発され、ジョージコックス社の靴は、モード系シューズとして再び注目を集めるようになった。 1970年代に入ると、Vivienne WestwoodとMalcolm McLarenによって、テディボーイたちを客層に狙った、LET IT ROCKという名の店がロンドンのキングズロードにオープンし、そこでジョージコックス社のクリーパーが紹介される。 この店はセックスピストルズと関係が深い店であり、彼らセックスピストルズや、ダムド、ストラングラーズなど、さまざまなバンドがジョージコックス社の製品を身につけることにより、パンクムーブメントに広がりとともに、パンクスやロックミュージシャンたち愛用のメーカーとして認知されていくようになる。 1980年代、ストレイキャッツの登場により、ロカビリーファッションが再び注目され、それに伴いジョージコックス社のシューズの人気も再燃した。 1990年代にはジョージコックス・クリーパーは製造開始から50周年を迎えた。
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