人情・気風
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 20:53 UTC 版)
六甲山麓に偏っており、付近の交通は不便であるが故、都会の影響は少なかった。しかし東の芦屋、西の住吉の別荘地の豪奢な生活ぶりは素朴だった村民にも金銭への憧憬を与え、やがてこの一体も高級住宅地化していく。神戸都市計画区域への編入後は特に岡本は芦屋と共に建築法の規制を受けなかったため、人気が集まった。 言葉遣いも従来は野卑だったが都市の影響を受けて次第に優雅に転向していき、周辺の村々と同様に衣食住も向上していった。 迷信禁忌は他町村と変わるところなく、特に岡本の明王院は諸禁厭をなし、田中の子安地蔵は安産に霊験ありとされ、中野の鬼子母神は乳汁が出ると称し、森稲荷神社は子の疳の虫に効くとして信仰者は頗る多かった。
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