京鹿の子絞
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京鹿の子絞 |
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きょうかのこしぼり |
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染色品 |
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着物地、羽織、兵児帯、帯揚、洋装用品、室内装飾品 |
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絞り染めは、日本では千数百年も前から行われており、宮廷衣装の紋様表現として用いられてきました。括(くく)りの模様が子鹿の斑点に似ているところから「鹿の子絞り」と言われます。室町時代から江戸時代初期にかけて、辻が花染として盛んに行われるようになり、江戸時代中期には、鹿の子絞りの全盛期を迎えました。その後も手先の技は着実に受け継がれて来ています。 |
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京都府 |
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昭和51年2月26日 |
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絞り染めの中でも鹿の子と言われる疋田絞(ひったしぼり)、一目絞(ひとめしぼり)の、その括り粒の精緻さや、括りによる独特の立体感の表現は、他に類のないものです。この他、それぞれの括り技法の持つ表現力を組み合わせて、模様が表現されています。 |
鹿の子絞り
(京鹿の子絞 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/29 19:57 UTC 版)
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鹿の子絞り(かのこしぼり)とは、絞り染めの一種。絹織物に多種のくくり技法と染め分け技法を用いて施す模様染めである[1]。目結(めゆい)、纐纈(こうけち)ともいう。総絞りにした模様が小鹿の背のまだらに似ていることからその名で呼ばれる。
歴史
その原型は奈良時代にさかのぼり、江戸時代以降に本格的に発展、現在でも主に和装向けの高級品として流通している。非常に手間のかかる模様であり、江戸時代には鹿の子絞りで模様を全面に施した「総鹿の子」が贅沢品として規制されることもあった。鹿の子絞りの中でも京都で生産される絹の布に鹿の子を施したものは「京鹿の子絞」と呼ばれ、昭和51年(1976年)には国から伝統工芸品に指定されている。
脚注
関連項目
参考文献
外部リンク
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