交響曲第72番 (ハイドン)とは? わかりやすく解説

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交響曲第72番 (ハイドン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/29 13:00 UTC 版)

交響曲第72番 ニ長調 Hob. I:72 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが作曲した交響曲

概要

第72番という進んだ番号が付けられているが、現在では第22番『哲学者』などと同じ時期の1764年前後の作品と推定されている。

編成、構成共に第31番『ホルン信号』と酷似しており、2曲とも同じ時期にエステルハージの楽団のホルン奏者の技巧を誇示するために書かれた(ただし、本作の方が先に書かれた)とされる。

楽器編成

フルート1、オーボエ2、ファゴット1、ホルン4、ティンパニ弦五部

ティンパニのパートは後から加えられた。

楽章編成

  • 第1楽章 アレグロ
    ニ長調、4分の2拍子ソナタ形式
    ホルンのパートは第1奏者から第4奏者までが対等に扱われており、高音や急速なパッセージで掛け合い、難易度が高い。
  • 第3楽章 メヌエット - トリオ
    ニ長調、4分の3拍子。
    再びホルンが活躍する。トリオは弦楽器が休止し、管楽器のアンサンブルとなる。
  • 第4楽章 フィナーレ:アンダンテ - プレスト
    ニ長調、4分の2拍子 - 8分の6拍子、変奏曲形式。
    8分音符の刻むような音型を主体とした主題と、6つの変奏、急速なコーダからなる。第4変奏までは、弦楽器の伴奏にそれぞれフルート、チェロ、ヴァイオリン、コントラバスが独奏楽器として歌い、第5変奏はオーボエ、ホルンを加え、第6変奏でフルートを加えた全合奏となり、半終止の後、プレストのコーダに突入する。

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