交響曲第78番 (ハイドン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 交響曲第78番 (ハイドン)の意味・解説 

交響曲第78番 (ハイドン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/26 06:58 UTC 版)

交響曲第78番 ハ短調 Hob. I:78 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが作曲した交響曲

概要

第76番第77番と同様に、実現しなかったイギリスでの演奏旅行のために1782年に作曲された3曲の交響曲(これらは『イギリス交響曲』とも呼ばれている)の一つであり、短調の交響曲は第45番『告別』(1772年)以来、実に10年振りに作曲された。

編成

フルートオーボエ2、ファゴットホルン2、弦五部

曲の構成

全4楽章、演奏時間は約20分。

  • 第1楽章 ヴィヴァーチェ
    ハ短調、4分の3拍子ソナタ形式
    第1楽章はあまり長くないが、緊張感がある。提示部はハ短調で始まり、途中で変ホ長調に転調する。展開部と一体化した再現部では型通りハ短調のまま曲が終わる。
    本作の後にハイドンは短調の交響曲を3曲(第80番第83番『めんどり』第95番)書いているが、いずれも第1楽章は出だしだけが短調で、長調で曲を終えているため、第1楽章が短調で終わる交響曲はこの曲が最後となる。
  • 第4楽章 フィナーレ:プレスト
    ハ短調、4分の2拍子、二部形式
    ハ短調の旋律とハ長調の旋律が交替し、最後はハ長調のままコーダにはいる。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「交響曲第78番 (ハイドン)」の関連用語

交響曲第78番 (ハイドン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



交響曲第78番 (ハイドン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの交響曲第78番 (ハイドン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS