交響曲第11番 (ハイドン)
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交響曲第11番 変ホ長調 Hob. I:11 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが作曲した交響曲。
概要
初期の交響曲のひとつであり、自筆楽譜は残っていないが、フュルンベルク・コレクションに信頼性の高い筆写譜が残っていることから、エステルハージ家以前、ボヘミアのモルツィン伯爵に仕えていた時期(1757年から1760年頃)の作品と考えられる[1]。フュルンベルク・コレクションのホルンのパート譜にはハイドン本人による訂正の跡が見られる[2]。
編成
オーボエ2、ホルン2、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、低音(チェロ、ファゴット、コントラバス)。
曲の構成
緩徐楽章ではじまる4楽章からなる、教会ソナタ風の作品である。演奏時間は約22分。ハイドンは主に初期に同様の構成を持つ交響曲をいくつか書いている(第5番、第18番(3楽章)、第21番、第22番、第34番、第49番『受難』)。
- 第2楽章 アレグロ
- 第3楽章 メヌエット - トリオ
脚注
参考文献
- 『ハイドン 交響曲集I(1-12番, "A", "B") OGT 1589』音楽之友社、1981年。 (ミニスコア、ランドンによる序文の原文は1965年のもの)
外部リンク
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