交通・架橋問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 14:32 UTC 版)
宇和島港からのフェリー航路「九島フェリー」があった(所要時間約20分)が、使用する船舶が老朽化しているものの、代替船の建造の見通しが立っていないなどの問題を抱えていた。 四国本土と九島との間は、一番狭いところで320メートルしかないことから、四国本土、宇和島市中心部と地続きになるのが九島島民の宿願であり、1991年には架橋促進協議会が結成された。 宇和島市では2010年度の国の事業採択をめざし、2008年度予算に調査費を計上して概略設計、海底深浅測量や船舶航行調査、橋脚部の地質調査を実施した。 2010年度には社会資本整備総合交付金で調査費1000万円(10年度事業費1500万円の3分の2)の配分決定、国費が初めて投入された。 2013年6月に架橋工事が着工し、総工費70億円と2年半の歳月をかけて全長468mの九島大橋が完成。2016年4月3日に開通した。これに伴い九島フェリーは同日付で廃止となった。 開通に合わせて宇和島自動車の路線バスが島内に乗り入れている。
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