二通りのペンネームの読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 10:13 UTC 版)
「下川凹天」の記事における「二通りのペンネームの読み」の解説
「凹天」は、一般に漫画史研究の分野では「へこてん」、アニメーション史研究の分野では「おうてん」と読まれている。アニメーション研究家のおかだえみこによれば、読み方が決まらなかったため「おうてん」と読むことに決めたとしている一方、漫画史研究家の清水勲によれば、凹天及び師匠の楽天の関係者は、皆彼を「へこてん」と呼んでいたという。少なくとも1921年(大正10年)時点では出版物に「おうてん」とルビが振られていることから、漫画業界内ではそう呼ばれていた可能性が高い。 他の説として、1917年(大正6年)の映画雑誌に掲載された彼の近況を伝える記事に「おうてん」とルビが振られ、「楽天の弟子のくせに王天(おうてん)とはなにごとか」と冷やかされて読みを換えたというエピソードから、ある時期から凹天の読みを「おうてん」から「へこてん」に替えたという推測がある。 アニメーション研究家の津堅信之はアニメーション分野においては今まで通り「おうてん」と呼んで差支えはないとしている。
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